定年後の生活

定年後に移住~子供や孫に会える頻度が増えた喜び~

ゆうぽぽはれです!
定年後の生活をエッセイ形式で紹介します。
初回(田舎→地方都市に移住した背景)はコチラ

本記事の内容

孫と一緒にお散歩して遊ぶお話です。

田舎から引っ越すことで・・・
息子夫婦とも近すぎず・遠すぎずの距離感で生活できていて、
子供や孫と定期的に会えています!!

孫との散歩

夫「電車見に行こうか!!」

孫と私たち夫婦三人で電車を見に行った。

我が家からも電車は見えるけど、500m程歩けば、より近くで電車を見ることができる。
急な坂を下って行かなくてはいけないけど、遮断機が下りるところや電車の通過を目の前で見えるので孫が喜ぶ顔が想像できる。

孫に靴を履かす、何と自分で靴のベロをはめていた。
今の靴は、ベロ自体がマジックテープになっていて便利!
だけど、まだ2歳にならない子は、なかなか自分でできないが、孫は自分でやっていた。
やるなあ!と感動。

元保育士目線で見ても・・・
頭の中に1歳児クラスの子が靴を履く姿が自然と浮かぶ、その中で孫は自分で履いている。
顔がニンマリになる。
この顔は、おばばの顔だ。(笑)

我が家は、門扉を開けると3段の階段を降りなくてはいけない。

孫を見る目が元保育士の目になる。
一段一段降りるのを見る。落ちそうになったら助ける体制にしている。

駐車場を出て、右に行こうと手を引くと左に走り出す。
「こっち」と夫が手を引くと、違うと言わんばかりに走り出す。
それもそうだ。いつもは公園から電車を見ているので、今日も公園へ行くと思ったようだ。

今回は公園とは反対の道を通り、線路際まで行く。

孫は、納得しないようでしぶしぶついてきたが団地のゆるい坂の途中でUターンして帰ろうと何度もする(笑)

電車の方向と違うと分かるのだろう。
凄いな~と笑いが出てくる。

行ったり来たりを繰り返しながらやっと大通りに出た。

3人で手をつなぐ。

大人が車道側。
手のひらで繋ぐととっさの時に離れるから手首を持つ散歩の基本が頭をよぎる。
夫は楽しそうに歩くが私は、常に安全の確保を考えている。

電車を見る迄に急な坂があるし車も通る。

孫を守って歩かなくてはと喜びの中にも緊張感がある。

夫は、孫に電車を見せることを楽しみ「電車くるぞ!」と何度も声をかけている。

そして線路際の遮断機の所まで到着した。

私は孫が走り出さないか心配になる。
夫は、その向こうに橋があり、そこから見せようとしていた。
それなら安心。ほっとする。

後何分で電車が通るか携帯で調べると1分後に来るのが分かった。
夫「もうすぐ来るよ」

「カーンカーンカーン・・・」と遮断機が下り始め、ランプが点灯した。

孫も夫も私も興奮した。

写真を撮ろうとするが夫が孫に話しかけ孫の体を覆うので離れて欲しいと言った。
夫は、「そうか・・・」と渋々孫から離れたので喜ぶ瞬間の顔が撮れた。
後で思うと二人で撮ってあげればと夫にすまないことをしたなと反省した。

孫は、遮断機の下りたり上がったりの様子にも興味があるようで遮断機を指さし何度も「カーン・カーン」と遮断機もう一度降りろと催促しているようだった。

次の電車迄、後7分待たなくてはいけない。その次は、20分はある。
次の7分まで車の来ない小さな歩道の橋を歩いているとコーギー犬を連れ散歩するご婦人が来た。

孫は、すぐさま夫に「だっこっこ」と言ってしがみついた。
夫は、「可愛い犬やよ」と言いながら嬉しそうに孫を抱きあげた。
何とも言えない嬉しそうな顔で抱いていた。

青い空、空気も爽やかで秋晴れの中、孫と3人次の電車に手を振り見送った。
孫も満足したようだ。

帰り路、孫は夫と私と手を繋ぎ、声を出して笑い夫と私の顔を交互に見て、嬉しそうにはしゃいでいた。

夫は、「自分たちと手を繋ぐのこの子も嬉しいのかな、分かっているのかな」と言った。

何とも言えない幸せな瞬間だった。

その後、手つなぎと「だっここ」を繰り返しながら我が家に帰ってきた。

おじいちゃんは、どれ?おばあちゃんは、どれ?と聞くとと漫勉の笑顔で指をさし分かっているよと言わんばかり。
たまらなく可愛い。自分は、というと自分を指さし自分を抱きしめるしぐさをする。

もうじじばばは、メロメロだ。

晩ご飯を食べて見送る頃に、夫は孫を抱いた。

すると孫が「くっく・くっく」と何度も叫び足元を指さした。

夫は、なんだろうと思いながらもチャイルドシートに乗せると今度は足を高く上げて靴が無いことをアピールした。

「そうか、靴が脱げたと言っているんやな」と靴を探しに行くと抱き上げた所に落ちていた。
私たちには、何を言っているかわからないが本人は、きちんと意味があって話している。

ママは、すぐに靴が無いと言ってます。と言ったから流石だ。

こうして息子家族とお別れした。

田舎から引っ越しして良かったこと

夫「田舎にいたら、子守なんかできないよな。ここに引っ越したから息子一家に月2回~3回会えるけど盆と正月や連休に来るくらいだとなつかんよな」

そんな風にしみじみと言った。

それに、電車なんて通ってないからお散歩は、山々を見ての散歩だ。
まぁそれも良いことだけどね。

コロナで来れない時期もあり、久しぶりに来た時は孫が私たちに慣れるまで時間がかかった。

距離の近い所にいることは素晴らしいことだ。
息子の家から車で30分~40分の距離は近すぎず、遠く過ぎずちょうど良い距離だ。

今は、息子の家に行っても我が家へ来ても、孫は喜んで甘えてくれる。

娘家族とも山道超えずに会えるし途中で会う楽しみも増えた。

引っ越したからこその有難みだと感謝する。

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