退院後、何でも食べられるようになって喜んでいたのですが、その反動が出てしまいました。
血糖値が爆上がりしてしまい、糖尿病内分泌科での栄養指導を受けることになりました。
私たち夫婦は、この出来事をきっかけに大いに反省し、口にするものがどれほど体に影響を与えるのか、改めて考えるようになりました。
食生活の見直し
まず取り組んだのが「砂糖を減らす」ことでした。
普通のお砂糖をやめて、ラカントやてんさい糖、てんさい糖糖蜜オリゴ糖入りのものに置き換えました。
この工夫だけでも、夫の血糖値はずいぶんと安定してきました。
パン作りも再開
趣味のパン作りも、しばらく休んでいましたが、「どうしても食べたい!」ということで再チャレンジ。
牛乳の代わりに豆乳を使い、甘味はラカントにしてみたものの…残念ながら膨らまず失敗。
今度はてんさい糖で試してみたところ、ふんわり美味しいミルクパンが焼けました。
少しずつ工夫しながら、自分たちに合った方法を見つけていきました。
腸活も意識
体に良い食材を取り入れるため、根菜類や**海藻類(ワカメ・ひじき・昆布)**を欠かさず使うようにしました。
常備菜として2〜3日分作り置きして、毎日の食卓に取り入れています。
朝の健康ルーティン
朝は、湯冷ましにりんご酢を入れて飲み、食事の15分前に豆乳を飲むようにしています。
これは、食後の血糖値を抑える効果があると知って始めました。
さらに、朝食には
- ゆで卵
- ブロッコリー
- 作り置きのおかず
- ヨーグルトにフルーツ(パイナップルとブルーベリー)、そこにはちみつとオリーブオイルを少し
というメニューが定番になっています。
美容にも良いとのことで、少し楽しみでもあります。
飲み物の工夫と快眠の効果
夫はコーヒーが大好きですが、午後3時以降はカフェインレスに切り替えるようにしました。
その結果、夜中に3〜5回も起きていたのが、今では1回、時には0回になって感激しています。
夕方のお茶もカフェインが気になるので、代わりに黒豆麦茶を沸かして飲むようにしています。
新しい趣味のかたち
息子が入院前にプレゼントしてくれたパソコン。
最初は今どきの操作に戸惑っていた夫でしたが、退院後はそのパソコンで健康情報を夢中で調べるようになりました。
さらに、今年の誕生日にはディスプレイもプレゼントしてもらい、
- 左の画面で検索
- 右の画面でメモやまとめを記録
という作業が日課に。自分の体に良いことを探し、試してみて、記録していく――そんな前向きな趣味が生まれています。
おわりに
こうして少しずつですが、夫の体調も整い、生活にも明るさが戻ってきました。
おかげで私も「美容にもいいらしいし、キレイになれるかも…」なんて思ったり
……いや、無理かも(笑)
でも、夫婦で前を向いて、健康に気をつけながら暮らしていける毎日が、なによりの幸せです。