ゆうぽぽはれです!
定年後の生活をエッセイ形式で紹介します。
初回(田舎→地方都市に移住した背景)はコチラ
本記事の内容
定年後に移住してお月見の習慣がなくなったと思い寂しかったが、移住先ではお月見泥棒の習慣があることが分かり楽しみが増えた事
移住前の十五夜習慣のお話
十五夜!
この時期になると夫は、車の運転中にハギやオミナエシを探しだす。
お月見が近づいてくる度に
「あれ、ハギ?違うなあ」
と引っ越してから毎年探してる。
田舎では、当たり前にあったハギやオミナエシは、ここではなかなか見つからない。
小さい頃、ハギやオミナエシ、ススキを飾り、お団子や牡丹餅、栗、サトイモ、芋などお月さまに飾って、それを「ごめんなして」と言って隣近所下げに行ったことを夫と懐かしそうに話す私たち。
実は、私は小さい頃下げに行くのが苦手だった。夫もそうだったようでそれは共通してる。
毎年お月さまに飾る週間が身についているので、この時期になるとソワソワするのも仕方ないことだ。(下げに行く習慣は、子供も少なくなり無くなっている)
だからこの時期になると自然とそうさせるのだが、引っ越してからハギやオミナエシが無く、お月さまに手を合わせるだけになっている。
何となく心にもやもやがあった。
移住後の十五夜習慣【お月見泥棒】のお話
3年前・・・
引っ越して2年目の年に、お月見泥棒という習慣がこの地域にあることを知った。
各地で行われている子供たちのお月見イベントのひとつ。 中秋の名月(十五夜)に飾られているお月見のお供え物を、この日に限って盗んでいいというもの。(出展:Wikipedia)
夫に話すと「それは、しなくてはいかんやろ!」と俄然張り切りだす(笑)
十五夜まで日にちが無かったので近くの美味しいケーキやさんからクッキーを買って、それを二人で詰め合わせた。
何だかウキウキした。
玄関前の車庫にテーブルを出し、バスケットの中に赤いリボンで結んだ袋を入れた。
子供達は喜んでくれるだろうか外灯は暗くないかと明るさまでも夫は気にかけていた。
泥棒さんが来る間、家の中にいなくてはいけないので二人は、窓辺で分からないように様子をうかがった。
来た!来た!
親子が来た「お母さん、ここの家手作りクッキーやワ~!すごーい」という声が聞こえた。
夫と固唾をのんで聞き入っていた。嬉しいけど違います!お店のです。と私は小声でいった。
嘘をついいているようですまない気持ちになったけど何だか二人嬉しい気持ちでワクワクした。
夫は、「よーし、来年は、手作りクッキーにするぞ!」と言った。
私もうなずいた。
その後自転車で来たり、数人で来たり様々だった。その都度ドキドキした。お菓子の袋が足りるか心配になったが何とか間に合った。
1年後(2019年)。
夫は、ハギを探しだした。
探しながらお月見泥棒の話になった。
今年は、手作りクッキーにするから、材料を買い、百均で袋とリボンを買った。
3個入りにするか5個入りにするか、二人は迷った。
30人分として3個なら90個、5個入りなら150個気持ちは、5個入りにしたいが150個作るには、日にちがいる無添加だから、滅多なことは、無いが食べずにそのままにして何日かして食べてお腹壊してもいけないしあれこれ考え3個にした。
市販のチョコも入れることにした。
チョコも保育園児の事を思うとと悩んだが、そこは割り切った。
結局、中身を合わせて5個とした。
90個でも時間がかかったが楽しかった。
夫は、私のクッキーの型に不満があったが大変だったことを考慮してOKをくれた。
二人で袋詰めをした。
その時は、衛生面に注意をしているので無言でもくもくした。
詰め終えた後、ほっとして笑いがこみ上げて来た。
去年は、「お月見泥棒さん、どうぞ、一つずつお持ちくださいね」と書いたが今年は、「手作りクッキーです。お早めにお食べくださいね」とも付け加えた。
今年は、早い段階から来てくれ、「ここは、手作りだって、美味しいそう」と言う声が聞こえたが美味しいかなと不安になった。
そりゃ前年は、プロのだから美味しいには間違いなかったからね。
あっという間に無くなり、足らない事に気が付き慌てて余っているクッキーを袋詰めにして事なきを終えた。
そして今年(2020年)・・・
夫はハギを探し出した。
今年の話題は、手作りクッキーをどの型で作るか?だった。
そして夫がクッキーを作るといった。
形は・・・
お月見なので丸、ハート、星。
私と違い形がとてもキレイだ。。。
前日、薪ストーブの掃除で業者がくるので夫に休みを取ってもらったこともあり、夫は張り切って作っていた。
袋詰めは二人でした。
夫は兄弟で来て、形の違うのがあってはいけないと同じ形のをきちんと入れた。
当日の朝になった。
私「帰り、気を付けて帰って来てね。子供たちが走り回っているからね。」
夫「そうだね。」
笑顔でそう言った。
自分で作ったクッキーだからひとしおだろう。
夕方が楽しみ。
次回は定年後に挑戦したシュークリーム作りについてお話します!