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60代からの暮らしに向き合う日々:夫の入院と夫婦の挑戦②

ゆうぽぽはれです!
定年後の生活をエッセイ形式で紹介します。
初回(田舎→地方都市に移住した背景)はコチラ

今回の内容

コロナ禍で一変した生活と、夫の病気が発覚した時の心境や家族の存在の大きさに着いてお話しします。

  • コロナ禍で一変した生活と気づき
  • 病院選びの難しさと振り返る反省
  • 夫の病気と向き合う日々
  • 支え合う家族の存在の大きさ
  • 入院生活の準備とこれからの課題

コロナ禍で一変した生活と気づき

移住し、好きなものがすぐに手に入る便利な暮らしに慣れかけた頃、コロナ禍が訪れました。

外食はもちろん、買い物すらままならない日々。

ショッピングモールは食料品売り場を除いて閉鎖され、静まり返ったシャッター通りの光景は異様なものでした。

終息の見えない不安、そしてこんな事態が現実に起こるなんて・・・。

戸惑いと恐怖が入り混じる日々。

その中で何より辛かったのは、当たり前のように会えていた孫たちに会えなくなったことでした。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

と言いますが、ふと振り返ると、あの期間をもっと有意義に過ごせたのではないかと思うこともあります。

ショッピングモールが全面再開した日の賑わいを目にしたとき、普通の生活がどれほど貴重なものかを改めて実感しました。

「当たり前」なんて、本当はどこにもない。

日常の尊さを忘れず、感謝しながら生きていかなければ――そう自分に言い聞かせています。

病院選びの難しさと振り返る反省

コロナ禍のさなか、病院に行くのも不安な時期でした。

そんな中で、密を避ける工夫をしながら予防接種の対応をしてくれたのが、今の医院でした。

車で待機し、時間になると呼びに来てくれるなど、配慮の行き届いた対応には感謝しています。

一方で、個人病院ならではの落とし穴もありました。

夫の病気については、私たち自身のリサーチ不足と認識の甘さが招いた部分もあると、今になって反省しています。

コロナは私たちの生活を見直すきっかけになりましたが、夫の持病に関してはそうはいきませんでした。

定期的に手術を受けた病院で経過観察を続けていれば…そう思っても、過去には戻れません。

覆水盆に返らず。今は前を向くしかないのです。

夫の病気と向き合う日々

田舎とは違い、知り合いの少ないこの街で、夫が入院すると私は長期間ひとりで過ごさなければなりません。不安は尽きず、夫が今までのように回復できるのか心配でたまりませんでした。

そんなとき、息子が力強く支えてくれました。

「お金の心配はするな。援助もできるから。」

その言葉に、胸が熱くなりました。私はありがたくも援助は断りましたが、そのことを夫に話すと、驚くほど喜び、何度も頷いて笑っていました。

「息子がそんなことを言ってくれたのか…」

この言葉が、夫の大きな励みになったのだと感じます。

支え合う家族の存在の大きさ

息子や娘の家族がいてくれる。

その心強さが、私に勇気をくれます。

お嫁さんは仕事と子育てで忙しい中、私たちのことを心配してくれます。娘夫婦も何度も助けてくれました。私はひとりじゃない。夫を支える家族がいることに、心から感謝しています。

「なるべく自分でできることはやろう」

そう思いながらも、支えてくれる人の存在に励まされる日々です。

入院生活の準備とこれからの課題

そして、いよいよ夫の入院生活が始まります。私は入院準備に取りかかりました。

次回は、

「何でも夫任せだった私が直面した手続きの壁」

について書きたいと思います。

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