定年後の生活

定年後に移住〜田舎時代の思い出とドレッサーへの想い〜

ゆうぽぽはれです!
定年後の生活をエッセイ形式で紹介します😊
初回(田舎→地方都市に移住した背景)はコチラ

定年後に新しい生活をしたいと考えている方の参考になれば幸いです☺️

私は三人姉妹の末っ子として生まれました。

二人の姉は嫁いで田舎を去った。
当時私は高校生だったのだが、それからは田舎の家を継ぐようにと言い聞かされて育った。

また、(田舎だからかもしれませんが)当時は結婚にも縛りがあったり嫁入り道具も自由に決めることができませんでした。

そんな感じで田舎では生活していたけど、定年後に移住する際に、家族の後押もあり、自分のお気に入りのドレッサーを購入したのでその時のお話をします。

家を継ぐということ

私の結婚の家具選びは、姉たちの結婚の時と全く違っていた。

当時は特に文句なかったし、こんなものだと思っていた。

姉たちが結婚する時・・・

当時高校生だった私は、結納や家具・着物選び等どれも新鮮な出来事で、夢見る夢子さんの様にその様子をボーと見ていた。

幸せになってほしいと心から思ったし、結婚のしきたりを楽しく味わえていた。

結納の日、姉の嫁ぎ先のご両親から「妹さん、ご両親を頼みます」と言われた。

この時は笑顔で会釈していた。

若かった私は、実際に家に残るということがどんなに大変か知る由もなかった。

親は大好きだし田舎も好きだったからかな。

だけどまぁ、歳を重ねると違う景色が見えてくるものだ。

周りの期待に対する違和感

成人してから一度だけ「お嫁に行きたい」と言ったことがあった。

その時は周りから全力で反対された。

それでも姉たちには、「はれ一人で抱え込まないで。私たちも親の面倒見るからね。はれの好きなようにしたら良い。」と言ってくれた。

その言葉は、今も心に残っている。

【特定の誰とどうしても】という想いがあったわけでは無い。

ただ自分の中に・・・

「私は跡取りとして親の面倒を見るということだけを皆から期待されている?」と言う疑問が湧き出る時期でもあって、反骨心から嫁に行こうかとフと口にしてみたら田舎では大変なことになって、同時に縁談が持ち上がったりした。。

全く結婚する意味が分からず嫌で仕方なかった。

だから、そんな話に従う気持ちはなく、暗ーい気持ちで過ごしていた。

そんな中、夫との縁談が持ち上がった。

矛盾するようだが、夫とお見合いしてけっこんすることになった。そして今でも一緒に暮らしている☺️

また夫との話は機会があれば。

結婚の準備

私たちの結婚の時は、私たちでなく両親4人が連れ立って、家具選びを進めていた。

私たち夫婦の想いが汲み取られることなく結婚準備はすすんでいった。

あの時は何で文句を言わなかったんだろう。。

こういうことが当たり前だと心に蓋をしていたんだろうね。

ドレッサー(鏡台)も叔母が買ってくれた。

とても感謝している。

だけど、本当は可愛いお姫様が使うようなドレッサーが欲しかったなという気持ちがあったけど、その気持ちをそっと抑えた。

ドレッサーはとても大切に使っていたんだけどね☺️

ドレッサーへの想い

夫は、私のこんな気持ちをずっと感じてくれていたんだろうね。

だから、定年して移住する時に大好きなローラーアシュレイのドレッサーを買ってあげたいと言ってくれた。

とても嬉しかったけど、この歳になってお姫様の様なドレッサーって大丈夫という気持ちと

そもそも若い頃に自分の好きな家具を買う経験をしてこなかったからか、心から気に入った家具を買うことが贅沢なことのように思えて購入に踏み切ることができなかった。

それからも夫だけでなく家族みんなが「購入したら良いよ!今まで家のことも仕事も頑張ってきたんだから」と言ってくれたり説得してくれたりした。

ようやく気持ちに整理ができてローラーアシュレーの店舗に行った。

実は閉店セール開催中だったことも後押しになったんだけどね()

私は、ドキドキしてなかなかお店に入れなかった。

(もう売れていて無いかもしれない。。)

夫がお店に入りすぐ出てきた。

「あるよ」と手を振ってくれた。

私の欲しいドレッサーとソファーがあった。

胸が張り裂けそうな程嬉しかったのを覚えている☺️

夫はてきぱきと購入手続きをしてくれた。

さっきまでは目を背けていたのに、今は早く売約済みにして欲しいと心が急いだ。

本当に人間って贅沢!って私だね😊()

自分の好きな家具がある生活

今、寝室にあるドレッサーの前に朝晩、座る。
とても幸せ😊

夫にありがとうを何回言ったか。

引越し先に持ってきたものは・・・

よく考えると、引っ越しに持参した家具は全て、自分たちで買ったものだった。

意図してそうした訳でなく知らぬ間にそうなっていたことであった。

気づいた時は夫と笑いあった😊

最後に

決して買いたいものが買えることが幸せと言いたいわけではない。

ただ、自分の気持ちを殺したり疑問を持ったまま生き続けるのはどうなのか?そうやって自問自答して考え続けることは重要だと思う。

だから子供たちが結婚する時は好きなようにすれば良いよと思っていた。

そして、そのようにできたと思ってる☺️

次回は、(定年後の移住とは関係ないですが)娘の結婚と昔の結婚観についてお話しします。

娘の結婚準備と昔の結婚観について語る

 

 

 

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